こんにちは、SHO(@SHO_0113_)です。
みなさんは読書についてどういうイメージをお持ちですか?
読書自体に悪いイメージを持っている方は少ないかもしれませんが、逆に良いイメージを持っていても具体的にどのような効果があるのかがいまいちピンと来ていない方は多いと思います。
そこで今回は、読書がもたらす大きな効果、読書をする際の注意点をまとめてみました。
ボクのように読書のメリットを知っても、何度も挫折してしまった経験のある人は、本記事で紹介されている注意点は大いに参考になるでしょう。
それでは「読書の魅力」にとことん迫っていきましょう!!
日本の読書人口

2009年、文化庁が行った「平成二十年度国語に関する世論調査(調査対象総数三千四百八十人、有効回答数千九百五十四人)」を見ると、「一ヵ月に一冊も本を読まない」と答えた人が全体の46.1%との驚くべき数字。この数字は、日本人の半数近くが本を読む習慣がないことを指します。
また、「月に1.2冊は読む」と答えた人が約36%、「月に3.4冊」が約11%という結果から、月に4冊読めれば読書家になれるというのが現状です。このことから、月に4冊の読書を実践するだけでも、残り90%の人たちよりも情報優位になれることがわかります。
読書習慣を身に付けるのは今からでも全然遅くないですよ!
読書におけるたった4つのメリット

読書のメリットは計り知れません。
たんたんとメリットを述べていくなら終わりが見えないほどあります。
そこで、ここでは特に素晴らしいメリットを4つのみに厳選してお伝えしていきます。
では見ていきましょう!
1.自分の価値観が広がる
読書をすると「自分の価値観」が広がります。
これを意味するのは、「今までの固定概念の壁を壊せる」ということです。
「本を読むことで、著者の説得力のある話や創造性豊かな発想を吸収することで、考えがどんどん柔軟になります。
これは読書の量に比例して効果が実感でき、読書家になると明らかに物事を俯瞰してみることができるようになります。
いっぽうで、読書などで教養を身に付けていない人の中には、「これはこうだ」とか「こうに決まってる」という固執した意見を持つ人が多く、こういった偏った意見は人との対立を招く上に、間違った知識をどんどん蓄積してしまう可能性があります。
2.本物の教養が身に付く
読書習慣を持つと「本物の教養」が身に付きます。
教養というのは、wiki先生の言葉を借りると「学問・知識を(一定の文化理想のもとに)しっかり身につけることによって養われる、心の豊かさ。」です。
人の人生は決して長いとは言えません。
その短い人生のなかで、確かな教養を身に付ける最速の方法は、著者が何十年もかけて身に付けてきた教養や経験が一冊にまとめられた本を読み、吸収することです。
すると、個人差はあるものの、読解レベルの高い人だとあっという間に、著者の思考や経験をそのままコピーして人生で即活かすことができます。
感情の同期レベルが高い人だと、過去の偉人である坂本竜馬や織田信長などの考え方や心情を自分の心に宿しコピーすることも可能です。(※これはオカルトの類ではありません)
3.お金持ちになる確率がグーーンと上がる
読書をすると、「お金持ちになる」確率が上がります。
成功者は一部を除いてほとんどが読書家です。
日経新聞が2009年に調査した、本の購入金額と年収の推移が証明しています。
ひと月あたりの購入金額
年収800万円以上 | 年収400~800万円 | 年収400万円未満 |
2,910円 | 2,577円 | 1,914円 |
このデータを見れば、年収と本の購入額は比例していることがわかります。
次のデータを見れば、相関性がもっと詳しく見えてきます。
富裕層と年収300万以下の読書習慣の違い
富裕層 | 年収300万以下 | |
---|---|---|
1日30分以上ビジネス書などを読む | 88% | 2% |
読書家である | 86% | 26% |
移動時間にオーディオブックを聞く | 63% | 5% |
このデータが意味しているのは、とにかく富裕層が本を読む習慣があるというだけではありません。
富裕層は小説よりもビジネス書を好む傾向があり、ビジネス書を読む量と年収には深い因果関係があることがこの表からわかります。
もちろん、移動時間にもオーディオブックを聴くなどの読書時間の絶対量を増やすだけでも、脳の働きが強まって、結果年収アップにつながるというのも見逃せない点です。
非日常世界の疑似体験で想像力豊かに
これは、ビジネス書よりかは小説の部類に入るかと思いますが、本を通して日常と離れた体験をすることで、想像力がかなり豊かになります。
本を読みながら、その舞台をありありと想像し、感動して涙を流すのも最高ですし、主人公と同期して一緒にファンタジーの世界に入ってワクワクするのもまた最高。
最初は字面を追うので精いっぱいでも、慣れてこれば文字を見るだけで映像が浮かび上がってきます。
こうなると、あなたの想像力は実生活でも仕事でも大いに役立ってくるはずです。
独特の想像力を活かすことで機転が利くようになるのはもちろん、主人公の勇気ある行動や相手を思いやる気持ちがリアルの世界のあなたの行動にも反映されていくのがわかるはずです。
「あれ、自分ってこんな勇気あるほうだったっけ」とか「その気持ち、めっちゃわかるよ泣」といった不思議な体験が起きていくのです。
そして、これは付加価値的なものになりますが、小説のなかで臨場感を持った体験をたくさんしていくと、現実世界でのストレスにも強くなります。
これは、疑似的に沢山の酸いや甘さを短時間で経験できることで、あなたの心の経験値が底上げされるからです。
読書習慣を身に付けるための3つのポイント

ネットの文章はどんどんと短くなり、意味も「中学生がわかる文」を意識している記事が多いので、読み手の”読書体力”が年々下がっています。
下手すれば、3000~4000字の記事でも、「文章が長い!」とブラウザバックをタップするのがWebの世界では当たり前になってしまいました。
いっぽうで書籍の文字数は、文庫で1冊10~12万字、新書で1冊8~12万文字といわれており、単純に活字離れの若者から嫌がられるのも無理はありません。
そこで、読書を習慣にするまでのポイントをここでは解説していきます。
1.最初から難しい本を選ばない
読書習慣がない人は、最初から難しい本を選んではいけません。
仮にそれが自分にとって必要な本だとしても、読みづらかったら習慣になる前にモチベーションが下がってすぐに投げ出してしまいます。
そこでおすすめしたいのが、「興味のある分野から本を選ぶ」ことです。
ビジネス書、哲学、自己啓発、小説など、自分にとって興味関心のある内容を探ってみましょう。
紙媒体にすらあまり触れたことのないような方なら、雑誌からスタートしてもいいです。
最初はとことんハードルを下げてあげましょう。
2.読書用端末を買ってしまう
もう読書用の端末を買ってしまうのも手かもしれません。
使わなきゃもったいないと思えますからね。
仮に無料のセミナーと10万円のセミナーのどちらを真面目に聞きますかと聞かれたら、ほとんどの方が後者を選ぶように、コストの元を取ろうと熱心に取り組む人間の本能を利用するのです。
読書用端末でおすすめなのはもうkindle以外にありません。
なんせ読書しかできませんから!
以下の記事は、kindle端末の比較になりますが、個人的にはダントツで「kindle paperwhite」をおすすめしています。
https://sii-channel.com/kindle-repertory/
kindleでなくとも、本を一気に10冊とか買ってみるのも強制力があっていいのですが、積読(つんどく)は初心者にとってはモチベが下がる原因の1つなので注意です
3.まずは例外なく続けてみる
まずは例外なく続けてみるのが意外と一番効果があります。
おすすめなのが「例外なく3か月間毎日本を必ず開く」という習慣をもつことです。
ここでポイントなのが「開けばいい(読まなくてもいい)」ということ。
必ずしも読まなくてもいいという安心感が3か月続けられるコツです。
なのでどこかに泊まりにいくといったときでも「とりあえず本を持っていき、とりあえず寝る前に開いて閉じる」という作業をしてください。
ちなみに3か月後からは自由にしてください。
こうすることで何が起きるか。
それは、
- 本との接点が増える
- 中身が気になって自然と読書したくなる
- 3か月後に自由になっても本を触らなきゃなんだか落ち着かなくなる
といった現象が起こります。
このように、単純接触効果に似た効果が起こることで、半強制的に本との繋がりを強化する方法です。
ちなみに、この方法は本田直之氏の「レバレッジシンキング」という本に書かれている物事を習慣化する技術の1つです。
おわりに
読書は最初から好きな人はあまりいないと思います。
しかし、ボクもそうですが、読書をほんとに好きになったきっかけは「読書によって自分の心が救われたから」です。
自分にとって必要な英知が集約された本を読んだことで、本という素晴らしさを強く実感し、今となっては毎月10冊様々なジャンルの本を読み漁るくらいの読書家になりました。
皆さんにも素敵な本との出会いがあることを願っております。
最後になりますが、ボクが先ほどチラリと言った「読書によって心が救われた本」を紹介して、本記事を閉じたいと思います。
(ちなみにこの本はめちゃくちゃ分厚い本なので初心者にはおすすめしませんが、kindle版は無料で読めるのでチャレンジしてみてください!笑)