- 悩みから開放されたい
- ブッダに興味がある
- 人生を単純化したい
今回は、人間誰しもがもつ「あらゆる悩み」を解消できる本である『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』という本が素晴らしかったので、みなさんに独自の視点でアウトプットしていこうと思います。
個人的な解釈が多いから内容自体をしっかりと知りたい方は、実際に本を読んでみてくれ。
作品情報
第1章 科学的に「人の心を動かす」絶対条件
第2章 あらゆる「人間関係の悩みが消える」伝え方
第3章 自然と味方が生まれ「誰からも好かれる」伝え方
第4章 相手が「自分の思い通りに動いてくれる」新世界へ
第5章 相手の人生さえも変える「究極の神トーーク」
著者:星渉(ほしわたる)
1983年仙台市生まれ。大手企業で働いていたが、東日本大震災に岩手県で被災。生死を問われる経験を経て「もう自分の人生の時間はすべて好きなことに費やす」と決め、2011年に独立起業し、心理療法やNLP、認知心理学、脳科学を学び始める。
主要メディア
人の心を動かす3つの絶対条件
人の心を動かす絶対条件を今回は学んでいただきます。
この条件をクリアすると、あなたは人に好かれ、自然と周りにあなたが求めている人たちが集まっていきます。
体得するためにはこれから、
- 日常的に友好的な雰囲気を持つことで心を動かす条件
- 相手に「安心感」を与えられることで心を動かす条件
- 相手の「承認欲求」を満たせることで心を動かす条件
この3つの条件を習得してもらいます。
では、さっそく1つずつみていきましょう。
①日常的に友好的な雰囲気を持つことで心を動かす条件
普段の自分はどういう人間だと思いますか?
知らない人と話すときはピリピリした空気になってしまいますか?
できることなら、初対面でもいい雰囲気で会話をして、友好的な関係を築ければいいですよね?
これについては、以下の2つを心がければ、カンタンに人間関係を好転させることが可能です。
第一印象を良くする
人は「何を目にするか」で感情が変わります。
あなたと誰かと初めて対面したときに、たまたまあなたが怒っていたり、無表情だったりしたのが記憶されると、今後あなたと関わりを持とうと思うことはほぼないでしょう。
初めていった居酒屋で従業員に怒鳴り散らかしている大将を見かけたらもう行きたいと思いませんよね?そういうことです。
なので、人と仲良くしたいなら、まずは全力で「笑顔」を身につけましょう。
一緒にいて居心地のいい人になる
人間は、どんなに論理的に正しいことを言われたとしても「感情が同意」していなければ、あなたの言葉を受け入れることはありません。
もっとわかりやすくいうと、
あなたが信用に足る人間どうか。
居心地のいい人間かどうか。
という基準で、あなたの話を受け入れるかどうか決めています。
これを習得するためには、信用があって、居心地のいい人間とはどういう人間かを理解し、実践していく必要があります。
そのための条件を下記に書き記しておきます。
- 約束を守る
- 噓をつかない
- 行動力がある
- 思いやりがある
- 正直・誠実である
- 失敗から逃げない
- 人の悪口を言わない
- 言っていることが変わらない
- 誤りを素直に認めて謝罪できる
これらの要素はかなり重要なので、紙に書いて壁に貼るのもおすすめです。
上記の約束事を大きく1つにまとめると「一貫性がある人間になる」ということが、信用される人間の条件だとも言えそうですね。
②相手に「安心感」を与えることで心を動かす条件
一緒にいるだけで安心させてくれる人っていますよね?
これは、その人に備わっているオーラとかもありますが、実は、ある原則を実践しているからです。
そう、「安心感を作る」ということも可能だということです。
その方法は、以下の3つを実践すれば実現できます。
相手の話を否定しない
否定からは何もプラスの感情を生み出しません。
むしろ相手から「拒絶」というメッセージを受け取ることになるでしょう。
関係性が良好になっている人ほど、否定しがちですが、正直いって危険です。
あなたをどこかで、「ほんとに信用して良いのか」という疑問を潜在意識で持つようになります。
そこで、あなたがこれから使わないようにしたい言葉を一緒に考えていきたいと思います。
NGワードの設定方法
それでは、質問します。
あなたがこれまでに相手に言われた言葉や反応で、イラッとしたのはどんなものですか?
その答えを「相手の自己重要感を傷つけないためのNGワード」 として設定しましょう
「自分が言われて嫌なことは、相手にとっても言われて良い気分にはならない」ということを肝に銘じてください。
それ以外にも代表的なNGワードを以下に示しておきます。
- それは違う
- 全然ダメ
- 何言ってんの?
- 間違っている
- 絶対に、こっちだ
- でも(間接否定)
- ありえない
- バカじゃないの(存在を蔑む言葉)
まずこれらは、共通して口にするのをやめるようにしましょう。
相手の話を最後まで聞く
あなたが話しかけたときに
「どんなに忙しくても手を止めて、目を見て、うなずいて話を聞いてくれる人」
そんな人がいたらどうでしょうか?
あなたは間違いなくその人に対して多大な安心感を覚えるはずです。
さきほど、「自分が言われて嫌なことは、相手にとっても言われて良い気分にはならない」という話をしましたが、その逆もしかりで、
「自分がされて嬉しいことは、相手にとってもされて嬉しい気分になる」ということを知ってください。
その気になれば誰でも実践できるイージーな技術ですが、得られるリターンはハンパないです。お試しあれ。
③相手の「承認欲求」を満たすことで心を動かす条件
承認欲求とは「相手に認めてもらいたい欲求」を指します。
これを満たしてあげることで、相手はあなたのことを「味方」として認識するので、あなたに対し協力をしてくれたり好意的に接したいと思うようになります。
これも3つのコツがあります。
ぜひ、習得を目指してください。
褒め上手になる
褒めて喜ばない人はいません。
照れ隠しで喜んでないフリはされるかもしれませんが、嫌われることはないでしょう。
そこで、褒めるコツをレクチャーします。
褒めるコツというのは沢山あるのですが、実は大事なことは1つだけ。
それが、「他人の変化に気がつく人になる」ということです。
これだけでじゅうぶんに人に好かれます。
具体的なポイントは、
- 褒めるときは大胆に褒める
- 相手が触れてほしくないことには触れない
- 相手が褒めてほしい、気にかけてほしいところにフォーカスして気づき、褒める
という点です。
訓練していけばいくほど、どんな相手にも良いところを見つけられるようになります。
相手に「好きだ」と伝える
あなたは、1日の中で何回「好き」という単語を言っているでしょうか?
「好き」という言葉を遣う回数はわりと相手の自分に対する好感度に比例します。
「照れくさくて使っていない」という人が多いかも知れませんが、それは非常にもったいないことです。
「好き」という言葉は、みなさんも知るように、恋愛感情に限った言葉ではありません。
例えば、
「最後まであきらめない姿勢が好き」
「好き嫌いがはっきりしているところが好きです」
「あなたのテキパキできるところが好きだな」
「事前にしっかりと準備できるところが好きなんです」
「前に言ったことをしっかりと覚えてくれているところが好きです」
といった具合です。
相手の「行為」について好きを探すと、自然に言いやすくなりますよ。
相手を名前で呼ぶ
人は自分の名前が呼ばれることで、自分が〝その他大勢〟ではなく、自分個人として認識してもらえていると実感します。
挨拶をするときは
「おはようございます」ではなく
「○○さん、おはようございます」と言ってみましょう。
帰るときも、
「お疲れ~」ではなく、
「〇〇さん、お疲れ様!!」と言ってみましょう。
毎日の挨拶だけでも、どんどん信頼できる人に生まれ変われます。
おわりに:誰でも素晴らしい人間になれる
いかがだったでしょうか。
今回学んだまとめをもう一度確認してみましょう。
- いつも笑顔でいる
- 一貫性がある人間になる
- 自分が言われて嫌なことを相手に言わない
- どんなに忙しくても手を止めて、目を見て、うなずいて話を聞いてくれる人になる
- 他人の変化に気がつく人になる
- 相手の「行為」について好きを探すクセをつける
- 相手を名前で呼ぶようにする
こうやって見てみると、いたって当たり前なことだったり、一度は聞いたことがあるような内容が多いように感じませんか?
ですが、実際にいまの自分と比べてみると、いかに出来ていなかったかということがわかると思います。(私もそうでした)
自分の生き方となるまで、この心がけを意識的に訓練していくことで、見違えるような人間的な魅力を手に入れることができます。
私はこの心がけを大事にするようになってから、人が優しく見えるようになったし、より人間関係が楽しくなりました。
みなさんもぜひ試してみてください。