- 目的に合った本を自然に選べるようになりたい
- 「インプット<アウトプット」体質になりたい
- 本で得た知識を行動に繋げて現実世界を変えたい
こんにちは、SHO(@SHO_0113_)です。
今回は、読書を行動につなげるための本である「アクション リーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書”」をTODO化していきます。
自分が特に「人生に活かしたい!!」と思えたことだけをTODO化したので、きっとどこかのあなたには役立つこと間違いなしです!!
作品情報
序章 「読みたくても本が読めない」5つの理由
第1章 なぜ、できる人は忙しくても本を読むのか
第2章 できる人は忙しくても、なぜ本が読めるのか
第3章 短い時間で、読んだ内容を身につける「集中読書術」
第4章 できる人は、読んだ本をどう活かすか
第5章 ムダな本で時間を費やさないために
【付録・私がお勧めする20冊】
読書を行動に活かして成果を出すためのTODO
本日紹介するTODOは以下のとおり。
- 「5年後の自分がどうなっていたいか」で本を選ぶ
- 読む本の「理由と得たいこと」を明確にする
- 読んだ直後に赤羽式メモを書く(原則3枚以上)
- チャレンジノートを埋める
これは一連の流れなので、すべて行う必要があります。
STEP1: 「5年後の自分がどうなっていたいか」で本を選ぶ
本の知識を行動としてアウトプットする前にやるべきことがあります。
それは、あなたに必要な本の選別です。
お門違いな本を読みまくって行動につなげても、得体の知れない何かになるのがオチ。ここで決めるのは読書の大まかな方向性です。
ということで、自分が「5年後にどうなっていたいか」の目標を立てましょう。そして、逆算的にこれから読んでいく本を見つけていくのです。
この指針がある状態で本を数冊読むと、自分のなかで、今後どうしていくべきかという道しるべがよりはっきり見えるようになります。
それにより、目標に近づくための読書をさらに進めたり、あるいは方向を少し修正したりすることが可能です。
STEP2:読む本の「理由と得たいこと」を明確にする
次に、本の知識をしっかりと脳に定着させるためには、問いを持つことが重要です。
そのためには、二つの問いを自分に投げかけてみてください。
「この本で何を得たいのか」
「なぜこの本を自分は手にとったのか」
これらをどこかに書いておくだけで、本に対する集中力や吸収力が上がり、目に飛び込んでくる文字すら変わっていくことを実感できるのです。
いつでも見返せる場所に置いておくことで、読書のモチベーションにも役立ちます。
STEP3: 読んだ直後に赤羽式メモを書く
人は忘れる生き物です。
読んだ直後にメモを書きましょう。
皆さんご存じのエビングハウスの忘却曲線でも言われているとおり、「人は覚えたことを、20分には約40%忘れ、1日経つと75%忘れる」とされています。
ビジネス書を読んでも、なかなか行動に結びつかない方は、「アウトプットしていないから」です。行動にしろ、メモにしろ、覚えたことはなるべく形にすることで、記憶に定着するのです。
そのために、まずは「読んだ直後にメモ」を徹底しましょう。
メモの書き方は、同著である「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」をおすすめします。
私自身、メモ術に関してはいろいろと手を出していますが、これほど速く、かんたんに思考の整理とアウトプットができるものはありませんでした。
ここではやり方はざっくりとしかお伝えしませんので、もっと知りたい方は実際の書籍を手に取ってみるか、他サイトの要約をみていただければと思います。(やり方自体は超単純なので、ここに書いてある範囲内で覚えられます)
- A4用紙を横置きにする
- 右上に日付、左上にタイトル(タイトルには下線を引く)
- そのタイトルに関することを各行20~30字、箇条書きで書く
- 各時間はトータル1分間(ストップウォッチで計る)
すると以下のようなメモ書きが出来上がります。
…人類で解読できる人が自分しかいなさそうなので、本の例を引用しますね(´;ω;`)
最初は1行書いたらタイムアップになったりしていましたが、だんだん思考がスムーズになってるのか、4~5行くらいは書けるようになりました。
とはいえ、タイトルと日付も書く時間を入れると1分30秒くらいが自分のなかではベストでした。
本に全然学びがなかった場合は難しいかもしれませんが、原則3枚以上書くことをおすすめします。
↓メモのコツにもう少し触れますね。
メモのコツ1:原則1分以内に書く
1分かけても10分かけても成果物に大きな差は生まれません。
人は時間があると、あるだけ使う生き物です。
会社で振られた数日で終わりそうな仕事も、提出日が1か月先となると、だとだらだらしてムダなことに時間をかけて、結局ギリギリに提出するなんてこともザラにあります。
これはメモも同じです。短い時間に集中して書ききると思って臨む方が、10分かけてだらだら書くよりもよっぽど完成度は上がるのです。
私の場合は、1分30秒で定着してしまいましたが、できる方は原則1分間で書くようにトレーニングしましょう。
メモのコツ2:メモのタイトルは思いつく順、頭に浮かぶ順に書く
メモは書きなぐりです。
順番などは一切気にしません。
むしろ最初に頭に浮かできたタイトルこそ、覚える優先順位が高いといえます。
メモのコツ3:体裁を気にしない
「いいこと、かっこいいことを書こう」などと人目や体裁を気にして余計なことを考え始めると、途端に書けなくなってしまいます。
書く目的は、あなたの血肉とするためですよね。
完璧主義者の方は、すべてを体系的にまとめたいという思いが出るでしょうが、ぐっとこらえてください。
あくまでも読んだ直後に脳に残った言葉たちを、自分の言葉で紙に表現するのです。
メモのコツ4:数ページメモを書いたら、机の上に並べる
メモを見ながら「なるほど、自分はこういうことを考えていたのか」とか、「なるほど、よく見ると、これはあれと関連しているな」など、新たに思いつくことが見えてきます。
それは一分メモとは関係なく、追加メモしておきましょう。
メモのコツ5:書いたメモはクリアファイルにまとめて入れる
書いたメモは「読書関連」ファイルを一つ作ってまとめて入れておきます。
3か月に一度全部出してさっと目を通し、6か月後にもう一度確認して終わりです。
3か月後見返すと、これだけの本を読み、これだけのことを自分が考えたのだという達成感がありますし、振り返りのなかで新たな発見もあります。
STEP4: チャレンジノートを埋める
読んだ本は、チャレンジノートをつけます。ここに書かれたことがそのまま今後の行動指針になるので気合を入れましょう。
書く内容は以下のとおり。
- 本の題名
- 著者名
- この本を読んだ目的、ねらい
- 読んでよかったこと、感じたこと
- この本を読んで、自分は今から何をするか
- 3か月後には何をするか、どうなっていたいか
試しに「 アクション リーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書” 」を読んだあとに書いたチャレンジノートの内容を公開します。
①アクション リーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書”
②赤羽雄二
③この本を読んだ目的、ねらい
• 今まで読んできた本をもっと活かしたい
• 本で得た知識を行動に落とし込む方法を知りたい
• 本で知識過剰になってきたので効率的にアウトプットしていく方法を知りたい
④読んでよかったこと、感じたこと
• 「赤羽式メモ術」の幅が広がった
• 自然にTODOに落とし込めそうなテンプレートを入手出来た
• 本のアウトプットだけでなく、インプットの質を高める方法も知れた
⑤この本を読んで、自分は今から何をするか
• 読後は赤羽式メモで2~3枚書く
• 「チャレンジノート」に書いたことに従う
• 本を読む前に「読む目的」と「本から何を得たいか」を明確にする
⑥3か月後には何をするか、どうなっていたいか
• 自分の目的に合った本を的確に選んで読んでいる
• インプット体質を卒業し、アウトプット体質になっている
• 本で得た知識を最大限に活かし、目の前の問題を解決している
私の場合は、それぞれ最低3つずつ箇条書きするようにしています。ある程度書いたほうが本質に迫れるような気がしているので。
改めていうことでもないかもしれませんが、「 ⑤この本を読んで、自分は今から何をするか」に書いてあることは必ず実行に移してください。このTODOをやるためにここまで書いてきたのですから!!
ちなみに、「 ⑥3か月後には何をするか、どうなっていたいか」の内容は、後述しますが、定期的に読み返すのでモチベーション維持に超役立ちます。
チャレンジノートの保存方法
チャレンジノートもメモと同じように保存しましょう。これはルールというほどではありませんが以下のような方法をおすすめしています。(すみません、私なりにアレンジしました。)
- 一つのクリアファイルにページをどんどん追加する
- 最新の 20 ページほどは常に持ち歩く
- 週に1回15分、日時を決めて振り返る
- 3か月に一度は大きく振り返る(評価する)
※記入後3か月以上たったチャレンジシートの評価記入方法
「この本を読んで、自分は今から何をするか」
「3か月後には何をするか、どうなっていたいか」
の各行に対して、以下のように記号で評価をします。
◎:非常によくできた
○:ぎりぎり達成
△:あまりできていない。結果につながっていない
×:まったくできていない
このように、書いたものを再確認、評価すると、モチベーションを維持しつつ、新たな気付きと反省を行うことができます。
アクションリーディングの吸収率を上げるコツ
ここからはアクションリーディングの吸収率を上げるコツを伝授していきます。
- 本に遠慮せずマーカーをたくさん引く
- 本の内容を人に話す
- 「こうかな」と思う結論をまず仮で決める
- 答え合わせするかのように読む
1.本に遠慮せずマーカーをたくさん引く
書籍の内容だけでなく、表現や洞察力までも自分のものにするライン引き方法があります。
具体的には以下のようなポイントに線を引きまくります。
- 「なるほど!」と思ったところ(内容)
- 「うまい表現だ」と思ったところ(表現)
- あまり他では見ない、洞察力や知恵のある内容のところ(洞察力)
これらの線は引いた瞬間にも記憶に残りやすくなりますが、再読する際にも大いに役立ちます。 今まではおそらく「本にラインを引きまくるなんてバカっぽい」とか、「本をなるべく汚したくない」なんて思っていたかもしれません。
ですが、わたしたちに必要なのは、読書で得た知識を行動に落とし込むこと一点です。この目的を果たすためであれば本が汚れようが、バカっぽく見えようが関係ありません。
良書こそどんどん線まみれにして、圧倒的に行動に変換していきましょう。
2.本の内容を人に話す
本の内容を人に話すときのポイント は、「マーカーで線を引くこと」と「メモ」したことを中心に話しましょう。
なぜなら、それらはあなたが「ここは大事だ」と思っていることで、ある程度以上は頭に入っているからです。
ただし、話を聞く人は、その本を読んでいないので、断片的な部分だけを話しても意味がわからないので、全体観をざっと伝えることも意識してください。
要点を話しつつも、それを補う情報を時系列で説明するといったように、雰囲気を伝える努力をしましょう。そうすることで、内容の理解がより深くなるだけでなく、トーク力も上達していきます。
3.「こうかな」と思う結論をまず仮で決める
ただ漠然と読んでいても、あなたが求めている情報は素通りします。
記憶に定着させたいのであれば、自分なりの「仮の答え=意見」を持って読書に臨みましょう。あなたの意見は答えを探す際の大事なアイテムです。
この意見がどれだけ的外れでも全く問題ではありませんので、とにかく意見を決めましょう 。
4.答え合わせするかのように読む
あなた自身に意見があると、その意見が間違っているかどうか、答え合わせをするように読むことができます。
すると、「あれ?ちょっと違ったかな」ということがたくさんでてくるはずです。このときにいわゆる「アハ体験」が起こり、記憶の定着が起きます。
反対に、何の意見も持たずに読書すると、アハ体験はほとんど起きません。情報の棒読み状態で感情がともなわないからです。
自分の意見を答え合わせするかのように読んでみましょう。
おわりに:いざ、アクションリーディング!!
アクションリーディングは、他のアウトプット読書術よりもシンプルかつ地味かもしれません。しかし、やってみてわかるのは、「まじで効く」ということです。
本を読み、愚直に手を動かし、書いたことを守り、目で定期的に確認して反省する。
この繰り返しです。
全て行動に準じています。
これをまじめにやれば変わらない人などいないでしょう。
そう、やれば変われる。
そんな超実用書。あなたもチャレンジしてみませんか?