- 人生を効率よく攻略したい
- ワンランク上のビジネスパーソンを目指している
- 最小の労力で最大の成果を上げる方法を知りたい
あなたは、以下のような言葉を聞いたことはありませんか?
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
この言葉は、非常に真意をついていて、とても気に入っています。
レバレッジシンキングでは、上記の名言になぞらって「労力」「時間」「知識」「人脈」を最適化する方法が書かれています。
自分がこの本を読んで、どうアウトプットしたのかをまとめてみました。
みなさまの参考になれば幸いです。
作品情報
第1章 常にレバレッジを意識せよ
第2章 労力のレバレッジ
第3章 時間のレバレッジ
第4章 知識のレバレッジ
第5章 人脈のレバレッジ
労力(仕事)・時間・知識(勉強)・人脈の最大化を説いたビジネススキル本。
著者:本田直之(@naohawaii)
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役。
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行う。
ハワイ、東京に拠点を構え、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々を旅しながら、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。これまで訪れた国は60ヶ国、200都市を超える。
毎日のように屋台・B級から三ツ星レストランまでの食を極め、著名シェフのコラボディナーなどのプロデュースも手がける。(amazon.co.jpより抜粋)
労力にレバレッジをかける
まずは労力にレバレッジをかけていきましょう。
労力にレバレッジとはなんなのか。これを簡単に説明すると
労力にレバレッジをかける=「全部自分でやろうとしないこと」
だと思っています。
例えば、自分がAという知識について10知っていたとする。
ただ、Bという知識については全く知りません。
ならば、Bを0から習得しようとせずに、Bという知識について10知っている人に依頼しようという話です。Cという知識が必要なら、Cについて10を知っている人に助けてもらえばいいのです。
お金という代価でそれを可能にすることもできますし、あなたの知識を伝える代わりにBとCの知識を教えてもらうことも可能です。
そうすれば、自分は10の知識で20の知識を得ることに成功したといえます。
なんでも0から自分で学ばなければ気が済まないという人は、その考えを今すぐ改めてください。人間が一生で得られる知識には限界があります。
あなたがしなければいけないことはもっと他にあるはずです。
上記で紹介した「知識のシェア」は人数が多いほど効果は倍々に強くなります。
あなたが持っている10の知識が有益ならば、1000人の10の知識(10000の知識)を手に入れることも可能だということです。
時間にレバレッジをかける
時間にレバレッジをかけましょう。
時間を効率よく使うためには、時間配分と時間効率の2つを考えることが重要です。
今まで使っていたムダな時間の棚卸しをして、大掃除してしまいましょう。
時間配分を考える
まずは一日の時間配分を考えてみましょう。
一日の時間配分を考えるときに重要になってくるのが、「1日は習慣で作られている」という考え方点です。
それだけではわかりづらいと思うので、具体的に以下の例を参照してください。
仕事:9時間
睡眠:7時間
娯楽(テレビ、youtubeなど):4時間
食事・風呂:4時間
↑人によって多少は配分が違うと思いますが、たいてい同じだと思います。
そして、これらを冷静に分析してみると、すぐに変えてもよさそうな習慣が見えてきます。
それはズバリ「娯楽」です。
代わりにどんな習慣に差し替えるかは、あなたの叶えたい目標に合わせて設定してください。
しかし、娯楽が習慣になっている場合、「いやいや、娯楽はヒトにとっては重要な要素じゃないか」と言われそうなので、いきなり娯楽習慣を全て断てとはいいません。
まずは娯楽のうち、半分の時間(2時間)を「良い習慣」に変換することから始めてみましょう。
このように大きな習慣を時間割にすれば、自分がどれだけ悪い習慣に時間をつかっているのかを視覚化できるのでやってみましょう。
例えば、youtube(2時間)とテレビ(2時間)を天秤にかけた結果、テレビを思い切ってやめて、資格勉強に当てるとしましょう。
すると、1日2時間、週に14時間、月に56時間以上の勉強時間が取れます。
このように、あなたがテレビをやめただけで一般的な資格なら1か月で取得できるくらいの時間が確保できるのです。
そのうえ、今までタラタラ見ていた残り2時間のyoutubeがこの上ないご褒美となり、娯楽のありがたみを強く感じられるようになり、幸福度も上がります。
この習慣に慣れてこれば、あなたの向上心はどんどん高まっていき、いずれyoutubeも30分減らしてみたくなるはずです。
そして、最終的には、良い習慣自体が娯楽になります。(読書や勉強に喜びを感じるレベル)
自分が行っている習慣の棚卸を定期的に行い、悪い習慣から良い習慣に入れ替えていきましょう。
時間効率を考える
時間効率を考えることも配分を考えるのと同じくらい大切な考え方になってきます。
これをわかりやすく説明するために、AとBが課題をやるという前提の話を例に進めていきます。
AとBは同じ課題を与えられました。
納期はいつでもいいと言われました。
結果的にAは課題に100時間かけて提出しました。
Bは10時間で終わらせました。
この課題が積みあがっていくほど、AとBの差は歴然なものとなってきます。
両社の違いは、何なのか?
Aは積み上げ型と呼ばれる、一つ一つを順番にクリアしていく「TODO思考」なので、その過程で問題に衝突するごとに時間がいくらでもかかり、結果的に100時間かかりました。
逆に、Bはまず10時間で終わらせる方法はないかと考える「HOW思考」を実践し、10時間で終わらせる方法を試し、見事に達成しました。
大事なのは、時間を決めて着地点(ゴール)からすべきことを導き出すことということです。
知識にレバレッジをかける
知識にレバレッジをかけることはレバレッジシンキングのなかでも一番重要だと私は考えています。
1を知って1を知る人と、1を知って10を知る人では、結果的に果てしない差が生まれるからです。
では、1を知って10を知る人になるためにはどうすればいいのか?
これは、当たり前すぎて拍子抜けするかもしれませんが「本をたくさん読むこと」です。
理由も単純です。
例えば、本日紹介しているレバレッジシンキングを読まなかった人生があるとします。
その場合、0から労力や時間、知識と人脈の効率性を高める方法を自力で試行錯誤して見つけていかなければなりません。
作者の何十年にもわたるキャリアの集大成が一冊にまとめられているのですから、この秘密を自力で見つけて血肉にするには少なくとも数年はかかるでしょう。
しかし、本を読むことで、その知識が数時間で自分の脳内に吸収されます。
質の高い本ほど、この知識のレバレッジというのは効いていきます。
自分の体験だけでは一生かけても手に入れることが難しい経験も、本を通すことで、いくらでも疑似体験できるのです。
ここまで読んで、本を読まないという選択をする人はいないですよね…?
しかし、読んだ気になって満足しても意味がないので注意。
「本を読んで」「書いてあることを実践して」「未来に変化を起こす」この3ステップが揃って初めて、あなたが学んだことが世間に放たれます。
本を読んで知識を得て万能感に浸るだけでは、人生は何も変化が起きないことを胸に刻んでおきましょう。
(本を読んだだけでも脳内は満たされて、変化しているような錯覚を起こすので注意!!)
人脈にレバレッジをかける
人脈にレバレッジをかけるには、人間関係を今すぐに見直してください。
いいかげんに付き合っている人間関係はありませんか?
ムダな飲み会や付き合いで消耗していませんか?
すべてあなたの人生にとって必要だと言い切れるならやめる必要は一切ありませんが、もし現状に満足していないなら見直して決断してください。
楽しくない集まりに「NO」と言う勇気をもって実行することで、人間関係も徐々にシャープになっていき、最終的にはあなたが必要としている人だけ残るようになるでしょう。
おそらく、最初は寂しさが出てくるかと思いますが、長期的に見れば新たな出会いが生まれる「余白」ができて、あなたにピッタリな仲間たちと繋がります(環境が整う)ので安心してください。
その人たちはあなたとの波長がばっちりとあっていて、あなたの目標達成に心よく協力してくれるでしょう。
おわりに「人生にレバレッジをかける」
おわりになりますが、ここでは番外編として人生にレバレッジをかける方法をお伝えします。
これまた、単純ですが「理想的な一日にすると決めること」です。
ただし、理想と一言にいってもさまざまです。
なのでここでは、「その日の目標をもつ」ことを意識するのがおすすめします。
例えば「なにがあっても悪口を言わない」
「相手の話は最後まで聴く」
「ありがとうを10回言う」
とかで構いません。
理想的なあなたに一歩でも近づくための心がけを毎日必ず定めて守ってください。
慣れてこれば1日の目標数を増やしてみてください。
もし目標を達成できなくてもいちいちへこむ必要はありません。
でも、とにかく「毎日」続けてください。
こうして、毎日目標をクリアしようとがんばっていくうちに心は磨かれ、人生にもレバレッジが効いていき、理想にグっと近づいていくことを実感できます。
さあ、あなたの人生にもレバレッジをかけていきましょう。